特別養護老人ホームその後

先日、ある案件で私たちの設計した特別養護老人ホーム水彩館のO先生と話す機会があり、増築の方の様子はどうですかとお聞きしたところ、大変快適です、との評価を頂き安心した次第です。何よりも各室の間に取ったオープンスペース(コモンルーム)が暖かく、トップライトの開放感と、上から降ってくる自然光で落ち着くとのこと。あと、県や施設の方とも議論して決めた、雁行したプランも(下図参照)、高齢者にとって部屋の位置が認識しやすく、意味があったとのお話がありました。ただ一つ問題だったのは、トップライトからの西陽で、こちらもある程度考慮して、北西と北東に向けたハイサイドライトにしたのですが、やはり秋口に西陽が入ってきてしまい、一時期だけ眩しくなるためブラインドを取り付けたとのことです。地盤が悪いこともあり、平屋の鉄骨造としましたが、平屋のためオープンスペースにトップライトを取ることも出来、地盤も考慮して躯体を軽くするため鉄骨造としたため、構造コストを下げることもできました。いざという時の避難時の安全性も含めて、特別養護老人ホームで平屋というのは有効だと再認識した次第です。竣工後の使い勝手を聞くことは、今後もこちらの設計に活かせる部分が大きく、大いに意義があると思っています。

特別養護老人ホーム水彩館外観

特別養護老人ホーム水彩館内観

平面パース、不定形な敷地いっぱいに部屋を雁行させながら配置し、間にできたスペースをコモンルームとしました。変化のある空間が逆に好評です。

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