K&factoryのポートフォリオ、印刷所から見本ができてきました。私たちのこれまでの仕事を、建築カメラマン、永石秀彦さんの撮っていただいた写真を中心に構成しています。実物を見ながら最終校正します。表紙はアート系カメラマン、Joshuaの撮影した、「和田実学園目白本館」の回廊の写真。
エコシステムデザインについて
2006年に事務所を開いたときから、環境技術への追求は弊社の大きなテーマのひとつでした。当時はエコロジーに対する意識は比較的低く、どちらかと言うとまだデザイン主流の時代でした。しかし今は建築家がまず最初に意識すべきテーマになっています。環境技術保全研究会の吉田博士や、日本計装技研株式会社の藤枝会長との出会いは、それらのテクノロジーを意識する大きなきっかけになりました。当事務所が追求してきた地中熱環境システムや、ソーラーポート、ソーラーシェアリングなど、当時は存在が薄かったのに今ではポピュラーにっている技術がいくつもあります。建築と一体化した断熱施工システムであるRC-Z工法などもその中に含まれます。私たちが採用してきたエコシステムの数々を中心に、これまでのプロジェクトを紹介していきます。
調査研究プロジェクトのひとつ、ソーラーシェアリングについての調査支援。元スタッフの国重あささんががんばってまとめました。
Stream 二子玉川 におけるArtと建築
Stream 二子玉川におけるアートの意味について、以前協働パートナーの Mattが書いた文章をアップしました。ピーター フェンド、ジョンデルーカの作品を解説しています。特に「パブリック・アートの企画運営」に書かれた、ピーターの紙で出来た地図のアートを、半屋外のパブリックアート化する制作過程の悪戦苦闘ぶりは面白いので、少し長いですがPDFにまとめた文章の方も読んでみて下さい。
Artist Peter Fend
3つの軸
これまでのプロジェクトを整理していて、結局、下記の三つが自分の仕事の中心だということを再確認しました。
建築
Art+建築
まちづくり/都市計画
もともと自覚はしていましたが、あらためて一覧にならべてみてよくわかりました。これからは、これら3つを高いレベルで組みあわせして、より高い効果を生めるよう努力してまいります。
あと、思ったのは、プロジェクトごとに意識していない影響があるのだな、ということ、銀座のアートの棚プロジェクトは、少しズレて始まった北千住のK blockにデザインや考え方の影響を与えているし、熱海のヴィラのプロジェクトは、その曲線を二子玉川のstream新築工事に持ち込んでいる。建築形態同士の作用というのもあるのがわかりました。
コンペ案や計画のみで終わった案が、実施に至った作品に影響を与えるというのは、積み重ねた思考が無駄にならないという意味でも、良いことだと思います。
新年プロジェクト再見
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
さて、年末からホームページを再構築することがきっかけで、今までの自分のプロジェクトを全て見直すようなことになりました。今年はいろいろ新しいステップに踏み出すことになりそうなので、良い機会になりそうです。しかし、ホームページはできるなら自分でつくった方が良いなあ。ホームページビルダーで、最初の自分の事務所のホームページをつくったときを思い出します。結局ウェブデザイナーに指示するということは、一から組み立てることになり、自分で考えてやるのがベスト。ホームページの組み立ては、自分の会社を組み立てることと同じ意味をもってる気がします。
しかし、ワードプレスまだよくわからない。ホームページ直し直ししています。